レイヤーマスクの使用例

レイヤーマスクを使うと、画像を消すことなくレイヤーの一部を非表示にしてマスク（＝隠す）することができます。レイヤーマスクは、合成画像の制作、背景の色の変更、オブジェクトの切り取りや削除などに、レイヤー全体に影響を与えずに特定の部分のみを処理することができます。

レイヤーメニューと一緒にご覧いただく場合は、レイヤーメニュー／レイヤーマスクを参照してください。

写真を合成したイメージを作成

コーデュロイとマフラーの写真を合成したイメージを作成します。

1. 合成するコーデュロイとマフラーの写真データを開きます。

2. マフラー写真をおおまかに選択して、編集メニュー＞コピー を選択します。

3. コーデュロイの写真に、編集メニュー＞ペースト を選択します。

4. マフラーの周りについた余分な箇所を選択して、レイヤーメニュー＞レイヤーマスク＞選択範囲をマスク を選択します。

5. さらに細かい箇所のレイヤーマスクの編集をします。
   
   修正するレイヤー（マフラー）のレイヤーマスクアイコンを選択します。
   ブラシツールを使用して、マスクする領域を追加したり、削除することができます。
   
   ブラックでペイントした領域は非表示になり、ホワイトでペイントした領域は表示されます。また、ぼかしのあるブラシ形状を選んだ場合やグレーでペイントした領域は透明度で表示されます。

6. 全体の画像調整をして仕上げます。

• マフラーにドロップシャドウを使用
• コーデュロイの色調補正と自由変形による角度の調整
• ぼかしフィルターで全体のピント調整

写真の一部をぼかしたイメージを作成

ワンピースの写真の一部をぼかしたイメージを作成します。

1. 使用する写真データを開きます。

2. 背景レイヤーを選択して右クリック＞レイヤーを複製 します。
3. 複製したレイヤーを フィルタ＞ぼかし で画像全体をぼかします。

4. レイヤーパネル下にある レイヤーマスクを追加 ボタンをクリックします。
5. レイヤーのレイヤーマスクアイコンを選択します。
6. グラデーションツール（白黒）でドラッグします。

ブラックでペイントした領域は非表示になり、ホワイトでペイントした領域は表示されます。また、ぼかしのあるブラシ形状を選んだ場合やグレーでペイントした領域は透明度で表示されます。

7. 全体の画像調整をして仕上げます。

• ピントが合っている箇所を中心にトリミングをして出来上がり

イラストに柄を合成したイメージを作成

イラストに柄を合成したイメージを作成します。

1. 合成するイラストと柄データを開きます。

2. 柄を選択して、編集メニュー＞コピー を選択します。
3. イラストに選択範囲を作成して、編集メニュー＞特殊ペースト＞選択範囲内にペースト を選択します。（同時にレイヤーマスクが作成されます）

4. 全体の画像調整をして仕上げます。

• 自由変形で柄の調整

柄の大きさを調整するために、編集メニュー＞自由変形 を選択します。または Ctrl + T（Mac：⌘ + T）でバウンディングボックスを表示します。
柄の大きさや位置を調整し、オプションバーの「○」ボタンをクリック（またはバウンディングボックス内でダブルクリック）して確定します。

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