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マッピング(実寸サイズ・メッシュデータの活用)

マッピングイメージをよりリアルに表現するために、機能を組み合わせて効率よく編集します。
実寸サイズに対応した設定方法や、メッシュデータの複製やイメージ移動、遠近法の設定など、様々なケースでのメッシュデータの活用シーンを解説します。


実寸サイズの設定

自動スケールの機能を使用して、実寸サイズでマッピングイメージを作成します。

  1. マッピングデータを開きます。
  2. 背景レイヤー(例:ポロシャツ)を選択します。
  3. ものさしツールを選択し、ポロシャツの肩幅の2点A→B をドラッグします。ラインが表示されます。
  1. オプションバーの「設定」ボタンをクリックします。
  2. 実寸サイズに数値を入力して「OK」をクリックします。(例:肩幅 400mm)
  1. 柄の1リピートを選択し、編集メニュー>コピー を選択します。(例:1リピート50mm)
  2. メッシュレイヤーを選択し、編集メニュー>ペースト を選択します。
  1. マッピング設定パネルを表示して「リピート」タブの「自動スケール」に ☑ を入れます。

    (例:肩幅 400mm、1リピート50mmの柄をマッピングすると、約8リピート分の柄が肩幅に入ります)

柄のサイズも任意に設定したい場合

  1. ものさしツールを選択し、柄の1リピート分の2点A→Bをドラッグします。ラインが表示されます。
  2. オプションバーの「設定」ボタンをクリックします。
  3. 実寸サイズに数値を入力して「OK」をクリックします。(例:1リピート 25mmの柄と設定)
  1. 柄の1リピートを選択し、編集メニュー>コピー を選択します。
  2. メッシュレイヤーを選択し、編集メニュー>ペースト を選択します。
  3. マッピング設定パネルを表示して「リピート」タブの「自動スケ ール」に ☑ を入れます。

    (例:肩幅 400mm、1リピート25mmの柄をマッピングすると、約16リピート分の柄が肩幅に入ります)

メッシュデータの活用

メッシュレイヤーの複製

作成したメッシュデータを複製して、別のドキュメントで活用します。

  1. コピーするメッシュレイヤーを選択し、コンテキストメニュー(右クリック)>レイヤーを複製 を選択します。
  1. ドキュメント選択ダイアログより、ペースト先のドキュメントを選択して「OK」をクリックします。
  1. 選択したドキュメントにメッシュデータがペーストされます。このメッシュを元に再編集します。


イメージ移動

マッピング対象がレイヤーになっている場合のみ、画像とメッシュを同時に移動させることができます。

  1. メッシュポイント移動ツールを選択して「イメージ移動」に ☑ を入れます。
  2. 移動させたいメッシュレイヤーを選択します。
  1. 表示されたメッシュをドラッグすると、メッシュと対象レイヤーが移動します。

メッシュとマスクのリンク

「レイヤーマスクのレイヤーへのリンク」がONの場合、マスクも移動や回転などの変形ができます。

  1. 「レイヤーマスクのレイヤーへのリンク」をONにします。
  2. メッシュポイント移動ツールで回転します。
    メッシュと一緒にマスクも回転します。


遠近法の設定

インテリア(壁や床など)のマッピングに対応しています。4点のみで作成されたメッシュに、遠近の設定が可能です。

  1. ファイルメニュー>開く を選択し、柄画像と写真画像を用意します。
  1. メッシュツールでメッシュ枠を作成し、メッシュポイント移動ツールで、4つの角をマッピング箇所に合わせます。
  1. 柄をペーストします。壁の左奥の柄が伸びています。(正円が楕円になっています)
  1. マッピング設定パネルから「伸縮」タブを選択します。「伸縮」「遠近法」に ☑ を入れます。
    伸縮スケール「横方向/縦方向」(-50~50)を調整します。
    ※設定するたびに新たな基準値「0」に戻ります。


柄サイズと同比率のメッシュを作成する

メッシュ作成時に、柄の比率を無視してペーストされることを防ぎます。

  1. 柄の選択範囲を作成し、
    編集メニュー>コピー を選択します。
  1. メッシュツールのオプションバーにある「コピーイメージの縦横比率を保持」に ☑ を入れます。
  2. メッシュツールでメッシュを作成します。この時、縦横同比率でメッシュ枠が動きます。
  1. メッシュの形を整えます。
    選択範囲を作成してマスクをリンクします。

    ツールオプションバーの「マスク作成」ボタンをクリックします。
  1. マッピング設定パネルを表示して「リピート」タブをクリックして「リピート」の ☑ を外します。
  2. 編集メニュー>ペースト を選択します。
    柄の経緯の比率が崩れることなくペーストされます。

※「コピーイメージの縦横比率を保持」の ☑ を外すと、図のように柄サイズが崩れてペーストすることがあります。


柄と同サイズのメッシュを作成する

  1. 柄の選択範囲を作成し、
    編集メニュー>コピー を選択します。
    右図ではすべての範囲を選択しています。

    パネル柄(モチーフを一つの柄で表現)をマッピングしたい場合によく使われます。
  1. メッシュツールで、適当なサイズのメッシュを作成します。
  2. オプションバーの「▼」メニューをクリックして「コピーイメージと同じサイズ」を選択すると柄と同じサイズのメッシュが作成されます。
  1. メッシュの形を整えます。
    選択範囲を作成してマスクをリンクします。

    ツールオプションバーの「マスク作成」ボタンをクリックします。
  1. マッピング設定パネルを表示して「リピート」タブをクリックし、「リピート」の ☑ を外します。
  2. 編集メニュー>ペースト を選択します。
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